同社より『Bplats®』のお問い合せを頂いたのが2011年12月。業界初となるオンデマンド型テスト・ソリューション『CloudTesting™ Service（クラウド・テスティング・サービス）』の提供において必要となる販売情報や契約情報、請求情報等を管理するためのソリューションとして『Bplats®』をご検討頂き、2012年5月にご採用頂きました。

『Bplats®』をご採用頂くに至った経緯等を、Cloud Testing Service株式会社 代表取締役 木村 学氏にお伺いしました。

「アドバンテストでは半導体テスタの高性能・高機能化を推進してきました。しかし、そのような従来のテスタだけでは全てのお客様のニーズに応えられるわけではなく、お客様の規模や予算に合わず、導入が難しいケースも少なくありませんでした。そうした既存のテスタ製品ではカバーできなかった様々な顧客ニーズに応えるため、オンデマンド型テスト・ソリューションの立ち上げを検討しておりました。

サービスの構想として、まずは当社が、持ち運び可能な小型テスティング端末をユーザ登録頂いたお客様に貸与します。お客様は、CTSのWebサイトから利用目的に合わせて必要なテストファンクション、アプリケーションをダウンロードし、お客様のPCにインストールして半導体デバイスの測定・分析を行います。そして、お客様のご利用状況に応じてサービス利用料をご請求するという継続課金のスキームを計画しておりました。そこで必要となるプラットフォームが、ECサイトのようにお客様が必要とするサービスの申し込みを可能とする環境、そして継続課金に対応した契約管理や課金管理等の仕組みでした。」

「一番の決め手となったのは、お客様の契約状況に応じた継続課金の仕組みが『Bplats』に標準的に備わっていることでした。
また、お客様へサービスを提供させて頂く際に、契約情報に基づく利用開始/停止の制御は必須です。『Bplats』ではオンラインライセンス認証等、他のシステムと連携することによって、お客様がご利用になるサービスのアクティベーションを制御することができ、シームレスなサービス提供が可能となることも重要なポイントでした。

さらに、CTSは事業化検討の段階から海外展開を視野に入れておりましたので、『Bplats』が多言語対応していることも魅力的でした。」

「当社では、今後の事業展開に伴って、より高度なサービスや豊富な機能を備えたECサイトが必要となってきます。また、近い将来、海外事業展開を計画しており、多言語対応している『Bplats』の活躍には期待を寄せています。『Bplats』自体がクラウドサービスであり、『Bplats』を採用する他のクライアントによる機能向上やサービス向上が見込めるとのことですので、『Bplats』のさらなる進化に期待しています。 我々は今後も、ビープラッツさんのような頼れるパートナの協力のもと、お客様のさまざまな意見に真摯に耳を傾けながら、サービスメニューやアプリケーションの充実を図っていきます。そして豊富なIPを駆使した最先端のテスト・ソリューションを提供していくことによって、半導体技術に関わる幅広いエンジニア、教育者、学生を通じ、半導体産業の持続的な発展に寄与していきます。」

※CloudTesting(TM)は、株式会社アドバンテストの日本およびその他の国における登録商標または商標です。